いわき商工会議所青年部
YEGタイムス

●会長挨拶
商工会議所青年部としての役割
いわき商工会議所青年部 会 長 佐 藤 嘉 記

今各地域でまちづくりが検討されていますが、なかなか先が見えないこの時代の中でいろいろ検討され努力していると思います。しかし、ここで青年部の役割は新時代に向けて新しい社会環境の整備や次世代に向けた人づくりに新しい情報ネットワークを利用した時代の流れを見据えた感性を磨き、互いに情報を共有化し過去に拘らない新しい感覚で近未来に実現可能な夢のある行動をすることが必要になっています。
 今年度は、いわき商工会議所青年部が15周年を迎えるにあたって二つの事業を開催致しました。そのひとつは青年部のホームページの作成であります。これは、青年部会員相互の情報の共有化と青年部の事業を対外的に理解してもらうことを目的とし事業の流れをより早く伝達できる手段として今後有効に使えるものと期待をしています。しかし、このホームページを単に情報を伝えることだけでなくインターネットを使った新しいビジネスに参画するためのきっかけとしてインターネットをもっと活用したビジネスや事業の展開に役立ててほしい思っております。
 二つ目は大相撲いわき場所の開催であります。なんと言っても日本の国技の大相撲をいわきの大勢の人々に見ていただきながら、単なるスポーツとしてだけでなく日本人としての心の誇りを回復すること。その中でのいわき人としての自覚をもっていわきで開かれる相撲の魅力の中に新しいいわきを創造しいわきに住んでいることの両面から「楽しい」と思える感覚で新時代を創造していただければよいと思っております。また、いわき場所には普段なかなか見ることができない方にも楽しんでいただけるような会場の設営や市内の福祉団体を招待しながらいわき市民が楽しめる企画も盛り込みました。
 最後になりますが、いわき商工会議所青年部の会長としてまた今年度は福島県商工会議所青年部連合会会長としてさまざまな事業に会員の参加協力をいただきありがとうございました。福島県青年部連合会も10単会がそれぞれ福島県として自覚をもって活動できる環境を整備することができ、また、どこの青年部でも会長が選出されることになり青年部の活動が明確になり商青連やブロックなどの上部団体に県連としての意見を述べることができ、県連としての本来の役割を果たすことができたと思います。また、いわきとしていわき人の誇りの回復をテーマに歴史あるまちづくりとして講談による安藤信正公の歴史を振り返ったまちづくりをヒントに史実に法った形で勉強することにより新時代の方向性を見出せたように思いました。これら事業には関係団体並びに関係各位にご協力いただきました青年部もこれから20周年に向かって大きく飛躍できることと期待していきたいと思っております。

●1999年〜2000年トピックス
「YEG全国大会 新潟大会」

平成11年12月12、13日新潟市で行われた全国大会に、当会は会長以下14名で参加をしました。開催地の新潟市には青年部はないという状況ではありますが、周辺地域の青年部が力を結集しての堂々たる大会でした。記念講演は、衆議院議員田中眞紀子氏で政治・経済その他多方面に関して独特の弁舌で会場を圧倒しました。記念式典にて次期全国大会開催地は「鹿児島」に決定しました。

「YEG東北ブロック大会 湯沢大会」
岩手県湯沢市にて10月13、14日の二日間東北ブロック大会が開催され、当会からは9名が参加しました。記念特別公演では「わらび座」上演の「高田屋嘉兵衛」物語を鑑賞し起業家精神を大いに感じるなど、今までにはない印象を受けた大会でした。

「いわき市長との懇談会」
平成12年2月9日(水)午後6時よりいわき市長(四家啓助氏)との懇談会を開催。今回は、特定のテーマを設けずに全くのフリーな形式で懇談を行いまちづくりや地域振興について市長と青年部会員との間で活発な意見交換を行いました。最後に、青年部が共催する大相撲巡業チケットを市の福祉課を通じて福祉団体にプレゼントしたことなど報告し、和やかな雰囲気のなか閉会となりました。

「馬目会頭との懇談会」
平成12年2月28日(月)午後4時より平ビューホテルで馬目会頭と青年部会員との懇談会を開催。佐藤会長の挨拶の後、馬目会頭には「まちづくりと青年部の役割」というテーマのもと青年部に道なき道の先導的役割を期待していることや、親会議所自体をオピニオンリーダーから戦略的まちづくり団体に変革してきた経過などお話をいただき、青年部会員との熱のこもった意見交換が行われました。

●青年部全体例会研修会
『スポーツがもたらす地域のまちづくりと人づくり』
青年部全体例会研修会が平成11年9月8日、講師にブランメル仙台フロントマネージャー、FIFA選手代理人ライセンスを持つインター・スポーツ代表糀正勝氏を迎え行われました。講演では、ドイツにおいてはスポーツクラブが地域のコミュニケーションを行う場として重要な役割を果たしていること、スポーツは生活の一部であり市民の権利として考えられていること、また、スポーツ施設の整備は、公共投資として有効であり且つ自分たちの生活を向上させる効果があるなど、地域に根ざしたスポーツの重要性についてお話いただきました。特にサッカーの2002年ワールドカップ代表チームのキャンプ地立候補については、キャンプ地としての自治体への経済効果はあまり期待できないが、むしろキャンプが終わってからその施設が使われていくことで各自治体のスポーツ文化が育っていくことの方を期待すべきとのことであった。このあと、参加者から「いわき市がキャンプ地として立候補が可能かどうか」との質問があり、講師より十分にキャンプ地としての可能性はあるとの答えをいただき参加者一同いわき市のスポーツ環境のポテンシャルの高さを再認識いたしました。

●いわき商工会議所青年部15周年特別事業
平成十二年春巡業大相撲いわき場所開催へ!!

この度、当青年部は青年部創立15周年事業の一環としていわき商工会議所青年部15周年特別委員会を組織し平成12年4月20日(木)いわき市立総合体育館にて平成12年春巡業大相撲いわき場所を開催する。日本古来の国技をとおして、根強いファンはもとより地元として市民一体となった盛り上がりを図り青年部事業への理解と市民一体のまちづくりを推進していこうという趣旨である。また、本年1月12日には同巡業の記者発表がおこなわれ、日本相撲協会から巡業担当でいわき場所責任者の初代栃東・玉ノ井親方ら、共催側から馬目会頭、佐藤会長らが出席した。記者発表では、玉ノ井親方が「今回が3回目。商議所青年部が主体になって共催するのは少ない。各地にもいわきの青年部を見習ってと言うくらい、いわきを自慢している」と述べた。引き続き馬目会頭が「いわき場所が中心市街地活性化の一助になるように是非成功してほしい。全面的にバックアップしてすばらしいいわき場所にしたい」と挨拶があった。今回は、十両以上の約三百二十人が来市しいわきをにぎわすことや力士の握手会やサイン会が予定されており、大相撲の魅力をおおいに感じる場所が期待できる。チケットは発売中で、お問合せは各プレイガイド及び大相撲いわき場所事務局(TEL35−3113)まで または、こちらまで(ハイパーリンク)

●「立体ばらえてぃ講談」
幕末の国際派政治家 磐城平藩主 安藤対馬守信正 見参!
幕末の動乱期に幕閣最後の砦として生き抜いた先の磐城平藩主安藤対馬守信正公。将来を見通した幕末の国際派政治家としてその政治手腕を現代社会に甦らせ、いわき人の誇りの回復、そして新たな街づくりのための創造的事業として当青年部が神田香織さんの「立体講談」というスタイルで企画し、平成12年5月25、26日の両日いわき市文化センターで開催しました。
講談は、信正が桜田門外の変のあと、彦根藩邸に大老、井伊直弼の遺体と対面する場面や、いち早く領土問題に関心を示し、小笠原諸島の領有を確保する場面などのエピソードを中心に展開し神田さんの口上、講談にダンスチームやダイナミックな照明や音響、スライドを交え、従来の講談とは違った「立体講談」の動きのあるステージが繰り広げられた。開催両日の公演とも立ち見が出るほどの盛況で2日間で約800名の市民の皆様にご来場いただいた。

●南部開発環境委員会
南部地区各まちづくり団体との連係と事業経過報告について

当南部環境開発委員会は、南部地区の振興と活性化を目指し、他団体の各種事業に積極的に参画して参りました。
特に、いわき南部まちづくり団体連絡協議会が主催した勿来の関「歌会」事業では、10周年の記念短歌集の製作と歌会の講演会に参加し、120名強の参加をいただき、歌会としては全国規模と言われる程の盛況で終了することができました。南部地区の文化遺産である「勿来の関」をアピールすることができ、ソフト事業として今後も継続をしていかなければならないと心あらたにした次第です。
また、鮫川河川敷公園管理運営協議会の発足にも参画し、佐藤嘉記会長にも出席をいただき、ボランティアの市民の皆様総勢60名強の参加のもと河川敷の清掃作業を実施致しました。着々と進む鮫川河川敷の整備と並行して作業を実施した事により、参加者全員の河川敷への思い入れが更に深まったと確信しております。
更に、道の駅推進協議会においてはコンセプト策定委員会に参画し、勿来にとっての「道の駅とは?」「勿来のオンリーワンとは?」「場所は?」「運営は?」といろいろ議論を重ね先進地視察等も踏まえて、先頃親会の清野副会頭を筆頭に、いわき市長並びに福島県知事に陳情も行い、これからが正念場というところまでこぎつけました。更なる議論と勉強をつづけ早期実現に向けて努力する所存です。
エネルギーパーク構想等の問題や、いろいろな問題が山積みですが、南部地区の各団体との連係を更に強化し、個々の事業展開が有機的なネットワークでつなげられるように、委員会一同今後一層の事業参画を図っていきたいと思います。

南部開発環境委員会 委員長 中根有一

●ホームページ開設!!
http://www.asally.co.jp/iwaki/

この4月、いわき商工会議所青年部15周年を記念して、青年部のホームページが開設されます!このホームぺージには青年部の15年の歩み・活動内容・メンバーの紹介はもちろんいわきの観光地・グルメ・宿泊施設・おすすめの一品など、バラエティ豊かな楽しいコンテンツが満載されています。今後、会員相互の情報の共有化に加え、青年部の事業を対外的にアピールできることと思います。
 特に注目していただきたいのが、メンバー紹介のページ。メンバー企業のPRはもちろん、個人的なプロフィールも顔写真付きで掲載。Eメールアドレス、ホームページURLも併せて掲載していますので、良い宣伝の場として利用できます。
 また、期日の迫った相撲のインターネットでの申し込みも可能なので、とっても便利。
 今後は、このホームページが情報の発信・収集をするための窓口となって、新しい情報ネットワーク作りを図っていく予定です。多角的な役割を持つ情報発信基地として、広く根付かせたいですね!